なつのしま

みもざ みかづき みみずく

ずっと君が怖かった/超恋愛本気ポエム

 

ずっと君が怖かった

 

 この世の全生命体の中で一番かっこいい、有史至上最高の自担。彼のことを中高生の頃から応援していますが、中高生の私、多分増田くんのことがすごく怖かったんだろうなというのにここ最近気づきました。

 自分としてはかなり大きな気づきだったので備忘録として文章にしています。数年前の私、こんなに恥ずかしくて痛々しくて若くて、一生懸命に誰かのことを好きでしたって、思い出したくなった数年後の私のために書くので、もしこれを読んだ私以外の人が不快になったりしたらごめんなさい!!

 

 自分の感覚を「怖い」と言語化できていない段階ですでに、「この人に怒られたくない、この人を怒らせたくない」って気持ちが多分ずっとあった。今もないって言ったら嘘だけど...笑
 多分相性がすごく悪かった。対象年齢じゃなかったって言うのは変かもしれないけど、多分私には健やかに増田さんを好きでいる素養が無かったんだと思う。20代の増田くんのこと見れなかったのがすごい悔しくて、もっと早く好きになりたかったし、もっと早く生まれてたかった。もっと早く貴方に出会いたかった、と思う。でも、死ぬほど相性が悪かったから、もっと早く出会ってたら好きになれなかったかもなって今は思います。

 

 「怖い」の具体的な体験として、RoTというトラウマがあります。これは本気でトラウマですので詳しく話もできません。二回だけ結構本気で担降りを考えたことがありますが、そのうちの一回がこれ。

  あとはキンブレとか、○○魂廃止とか...笑 基本的にこだわりが強くて頑固で神経質な性質自体が、私はすごく...怖かった。それを怖いと言ってはいけない気がして明言できなかったけど笑 オタクの性質か知らないけど妙な(怖い)発言力があるから…

 

 怖かったから神様みたいって思ったのか、神様みたいだったから怖かったのかはわからない。けど、ずっと見続けてもその人のことがまったくわからないという状況に神性を見出していたのは確かで、そんなだからThunderに死ぬほどメンタルをやられます。

 いつの日か、初めての自担は私の神様みたいな存在になりました。これは結構NEWS担あるあるな気がするんですけど、NEWS担でない人に自分の好きを説明するときに宗教という言葉を用いてしまうんですよね。それが煮詰まった結果が神様です。
 初めてThunderを聞いた時のことを全然覚えていません。ただ半年以上本気で聞くことを避けていたことと、号泣しながら歌詞を写経したことだけ覚えています。

  もう聞きたくないって思うのに、耳ふさぐな!!って言われるし、ずっとそこにいて欲しいのに、いつの間にか消えるって言うし、私は私としてまっすぐ見てるつもりだけどそれがバイアス越しじゃない証拠なんてないし...みたいなことを思ってた気がする。


 これから極個人的な意見を言います。思慮、配慮、知能その他もろもろが欠如した感想である可能性があります。今だから言葉にできることだけど、散々キャラがないとかいじられた後にソロ曲で「たまにはとぼけたピエロも演じて」って歌う増田貴久、やっぱ尖ってたよな~笑、と思う。いや、尖ってたって言い方だとちょっと語弊がある気もするけど。でも今より多分硬くて鋭利だった。

 最近の増田さんに対して、変わったなとか丸くなったなとかリラックスしてるなとか思うんですけど、それを踏まえてもやっぱり数年前の増田貴久、めっちゃ尖ってたなって個人的には思います。でも私は増田くんにただまるくあることを求めてて、だから一層そういう硬さが尖り方がザラつきが怖かったんだね。
 中高生の私なんて赤子みたいなもんだった。自分のことも満足に分からなかったのに、人よりいっそう見えないあなたのことなんか分かるわけないよな。それでも当時の私は少しでもあなたの事を分かりたくて、好きって気持ちの証拠をそこに求めてた。ので、Thunderはその私の在り方を全部間違いって言われてるみたいでショックだった。

 

 でも、そのせいで上手に受け取れなかったことが沢山ある。特に同じような曲調でメッセージ性の強い楽曲はすごく怖くなってしまいました。具体的にはSymphony of DissonanceとかLVEとか。
 今は上手く受け取れなくて大変申し訳なく思うし、私の最高の自担が披露するパフォーマンスをかっこいいって受け取らないのめちゃくちゃもったいないし、作品に対して失礼だなと思います。私の無駄な思考、増田君のかっこよさの前には無意味、、、

 そもそもこの「怖い」には少なからずかっこよすぎて怖いという一面もあり、そもそも考えることなんかできないんですわ。目が真っ黒になるとき、かっこよすぎて心臓がバクバクして、 怖いって言葉じゃないと説明できない気持ちになる。俺の脳天に直接響くかっこよさ。増田君、怖いくらいかっこいい

 もちろんエンタメを楽しむ手段として沢山考えることを辞めるつもりはないけど、尊重の振りした野暮なことはやめようと今はようやく思えます。


 もう一つ、怖かった理由は、解らなくて説明できなかったから。最近唐突に怖かったことがわかったのは、このわからなかった部分を言語化出来て怖くなくなった感覚があったからです。

 一番わからなかったのは、なぜそこまでNEWSにこだわるのか、なぜそこまでアイドルでいるのか。そうあることを一番知っているからこそ、解らなかった。なんでそんなに執着するんだろうって、ちょっと怖かった。

 音楽のインタビューでシゲが言った「三人でやる意味ってなんだろうって考えた」という言葉にそりゃそうだって思った。四人から三人になりますってなったとき、解散を考えないわけないよな、と。私が当事者なら絶対そう思うから。でも実際の私は、増田君がNEWSを辞める可能性だけは全く考えてなかった。手越君が辞めるって知ったとき、NEWSが無くなるかもとは思わなかったんだよな。解散の心配だけは微塵もしていなかった。十二分にその可能性があったのに。
 

 想像の域を出ない話だけど、たぶん増田さんの中に、たとえ誰が辞めようとNEWSを終わらせるという選択肢自体がないのだと思う。少なくとも私には彼はそう映る。だから増田さんがNEWSを終わらせるわけないって思ってたし、今もそう思う。
 なぜそこまでこだわるのだろうとその理由を考えるけれど、NEWSが好きだからとそういうことしか思いつかなくて、結局「それだけでそこまで?」のまま思考は進まずわからないのままだった。

 でも多分全然難しくなくて、好きだからとかそれですべてなんだろうな、とバイト中ずっと増田さんのこと考えていて、はたと気づいた。

 ただ最初にもらった居場所を大事にしてるだけなんだと思った。声が面白いねと言われたその日から、多分なんにも変わんないんだ。もらった居場所をただ大切にしているだけなんだ。過去の○○を読み返していたら「NEWSはジャニーさんに初めて入れてもらったグループで」という旨のことが書いてあって、そうだ昔からずっとずっとこの人はそう言っていたなと思った。

 母にこの話をしたら、子どもみたいな人だねと言われた。(実際の私と増田さんの年齢差もあり)そんな風に思ったことなかったのではじめは驚いた。でも、初めてもらったそれだけをただただ見つめて、その他の選択肢を知らないでいる姿はなんだか無垢で純粋で、なにも知らない子供みたいって少し思う。

 増田くんって言わないことが沢山あっても、嘘は言わないんだと思う。NEWSが大切とか歌を頑張ろうと思ったとか、そういう教えてくれたこと全部全部本当なんだと思う。増田さんの中で当たり前に繋がる回路の説明が省かれることが多いから、混乱しちゃうことも多いけど、本当のことだけ教えてくれてたんだろうなって思うよ。増田さんは結構同じことを何度も言う。それくらいっていうか本当にそれだけひとつを強く思っているのかもしれない。増田さんのことなんにもわかんないけどさ、言葉にしてくれたことだけは分かるよ。それこそが本当だと感じるから。


 増田くんが人生で初めて好きになったアイドルだから、私のアイドルは増田貴久なんだよ。私はいつも私を知りたくて、だから私は私を知る手段のひとつとして私にとってのアイドルを知りたかった。だから見えなくても怖くても増田くんのことが知りたかったよ。でも増田さんにおいてだけは、見ないこと分からないことが美徳だと思ってたから、自分の中の矛盾が多分ちょっとだけ苦しかった。

 いつか増田さんは宇宙みたいだと言われたことがある。私にはわからない人、で理解を止めていたから、当時はある意味それに同意した。でも今はただわからないで止めるのはすごく雑だなと思う。もちろん私は増田貴久のことをなにも知らないけれど、それでも私はあの人がすごくストイックにアイドルをしていることも、ただまっすぐ純粋にそうあることも、好きな食べ物だって、趣味だって知ってる。なんにも知らないでくくるのは雑だよね。
 

 でも、結局私にとっても多分宇宙みたいな人だった。存在は知ってるけど、私はそこに行ったことがないし、行くこともできない。どういう場所か多少の知識だけあって、実際は何も知らない。膨大で、私からは計り知れないのに、私の住む星まで包む。

 全く分からないわけではないことを知ったうえで、わからないを続けるよ。もっと適切に目をつむって、私のアイドルを私なりに愛そうと思う。
 

 現時点ではもうそんなに怖くない、というか怖かったって言葉にして理解できたことに安心している。だから私、今ようやく増田くんのこと好きって言えるよ。ファンクラブ入って5年くらい経つのに笑 時間かかったな〜笑

 私の中に今もたまにチリチリするこの気持ちをさ、怖いって当てはめちゃうこと自体もしかしたら不適当かもしれないけど、でも今はその感情すら愛せるよ。

   まぁここまで全部想像にすぎないけど…これは私が見る偶像の解釈ですから…ここまで読ませて申し訳ないが、別に見えているもの全部が嘘でもいい。私がこうやってエンタメを楽しみますよってだけですからね。こうやって怖がらずに見れますよというだけ。やったね!

 

 


超恋愛本気ポエム

 

 怖いという感情を自分で言葉にできるようになる前、人生で初めて増田さんと目が合った。そのとき思ったことはふせったー@B1cBjuさんの伏せ字ツイート | fusetter(ふせったー)に書いてあります。終演後の居酒屋と帰りのバスで泣きながら書いた切実なやつ笑
 

 今までの愛し方と違いすぎて自分で困惑していたというだけです。私のアイドルはすごく精神の話であり生き方の話だし、加えて特に最近のNEWSはアーティスト的な面がすごく強くて、アイドルをそういうふうに見るギアの入れ方を最近忘れていたように思う。正直、ファンサもらってから、増田くんのことそういうテンションで好きになっちゃうことが嫌で恥ずかしくて申し訳なくて辛くてしんどかった。

 でもちょっと忘れてたけど、NEWSってめっちゃアイドルだよね。ちゃんと俗に言うアイドルらしさに溢れてる。手を振るだけで、そこにいるだけで歓声があがるなんて普通ありえないよ。あんなに人間同士の距離が近いのも、すごくナチュラルに好きとか愛してるとか言うのも、アイドルだからだ。アイドルとして生きてきた人たちにしかできない在り方だ。 
 本当に最近すっかり忘れてたけどさ〜NEWSってこのエンタメの帰結を美しい恋にしてくれるんでしょ?約束、してくれるんでしょ?別に大好きな自担と目が合ってドキドキしたっていいじゃんな。その感情をネガティブばかりに捉える必要ってない。恋みたいなこの胸の苦しさまで、NEWSを楽しむ娯楽の一環だよね。NEWSがいかにアイドルとしてエンターテインメントを全うすることに本気かわかったから、恋みたいってはしゃぐ私の気持ちまでエンタメだって受け止められるよ。

 私、この美しい恋が偶像って知ってる。ただ今はそれごと愛したいな。私こそがアイドル増田貴久っていう偶像を見ている、と思う。他でもない私が、なによりアイドルの夢を見ている。私と増田くんはなんにも違うけど、ただそこだけおそろいかな。以前と少しだけ違うのは、今はもうわたし、偶像を創り出す本当の貴方まで怖がらずおびえずに愛おしく思えるよ。

 

 綺麗な月を見たらいつもあなたを思う。月が綺麗と思うこころだけはきっとお揃いだから。叶うならいつかあなたと、一緒に綺麗な月が見たいな。